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コトラーのマーケティング1.0/2.0/3.0/4.0とは?マーケティングの変遷を解説!

  • 2020年5月10日
  • 2020年5月17日
  • MARKETING

 

今回はコトラーが提唱したマーケティング1.0/2.0/3.0/4.0を解説していきたいと思います!

マーケティングの概念の変遷

 
コトラーが提唱したマーケティングの1.0~4.0ってなに?

マーケティングの概念や役割は時代の流れとともに、進化していっています。

その変遷や概念をマーケティングの神様であるフィリップ・コトラーが

定義づけしたものがコトラーのマーケティング1.0~4.0になります。

以下でそれぞれを解説していきます。

マーケティング 1.0

マーケティング1.0は、一言でいうと製品中心のマーケティングの考え方です。

マス市場を対象にできるだけ安くて高品質の製品を

大量に提供しようと企業が一方的に広告宣伝を行っていました。

19世紀にイギリスで産業革命が起きて、

モノが大量生産・大量消費の時代になったことが可能になったことで、

大量にモノを顧客に買ってもらうことが企業の命題になっていました。

産業革命期の生産技術の進歩によって、マーケティング1.0はもたらされました。

自動車会社で有名な フォード・モーター社の創設者ヘンリーフォードは、

「顧客は好みの色の車を買うことができる。好みの色が黒である限りは。」

といったそうです。

このように同じものを大量に生産して、大量に消費していく時代がマーケティング 1.0というわけです。

マーケティング 2.0

マーケティング2.0は、一言でいうと顧客中心のマーケティングの考え方です。

商品も情報も十分に行き届いてモノが豊かになってきた時代に、

顧客の心をつかむことに主眼を置いていった時代です。

顧客と企業の双方向のコミュニケーションがはじまったころです。

ただ、企業から顧客への一方的なコミュニケーションが大半を占めています。

この時代は顧客に対して、商品の機能性や感情的な価値の提供が重要になりました。

インターネットの出現により、情報化社会になったことでいろんな情報を人々が持つようになってことや、

モノが十分に行き届いているといった背景から、消費者は情報を比較し、

様々な選択肢から選ぶことができるようになってきます。

マーケターたちは、顧客のハートをつかむために必死に宣伝していたというわけですね。

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マーケティング 3.0

マーケティング3.0は、一言でいうと価値主導のマーケティングの考え方です。

マーケティング3.0になると製品やサービスに機能性や顧客中心の考えから、

社会貢献のような精神的な充足を求めるようになってきます。

つまり、顧客中心から人間としてという観点に立って、

みんなで価値を創っていくことが求められてきました。

社会的課題解決に向かって企業活動を行っていることを宣伝することで、

顧客の信頼を勝ち取ることにも目を向けていくようになってきます。

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マーケティング 4.0

マーケティング4.0は、一言でいうと自己実現のためのマーケティングの考え方です。

顧客の自己実現をかなえることを主眼においたマーケティング活動になっています。

マーケティング 3.0の時代よりも、さらに人間としての精神的な充足を求め、

自己実現欲求が高まり、自分の価値にあった欲求を満たすために製品やサービスにお金を払うようになってきます。

【Omiai -オミアイ-】

まとめ

みなさんいかがだったでしょうか?

マーケティングは現在「4.0」から「5.0」へと進化しようとしています。

次回は「マーケティング5.0」の解説をしていきます!

ではでは!

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参考文献

カール教授のビジネス集中講義 マーケティング/平野敦士カール  (著)

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