今回はブランディングとマーケティングの違いについて、説明していきます!!
ブランディングとマーケティングの違いは?
マーケティングとは、 企業がお客様のニーズを満たすためにどうしたらいいかを考え、ニーズを満たす価値を提供することです。
マーケティングの基礎については、以下で詳しく書いています。
マーケティングとは? マーケティングとは? マーケティングってなに? マーケティングと聞くと、何か難しい印象をうけますよね。 マーケティングという言葉をよく聞くことがあるかもしれませんが、 […]
マーケティングが顧客のニーズを満たすための活動だとすると、
ブランディングとはなんでしょうか?
ブランディングについてブランド・マネジャー認定協会によれば、以下のように定義しています。
ブランド・アイデンティティとブランド・イメージを一致させる活動のこと。
一般財団法人 ブランド・マネージャー認定協会HP https://www.brand-mgr.org/knowledge/word/
つまりブランディングとは、ブランドが持っている価値と顧客がブランドに抱いている印象を一致させるために行う活動のことです。
ブランディングはマーケティングと一体であり、マーケティングの中の一部を担う重要な要因であることがわかります。
またまた、一般財団法人ブランド・マネジャー認定協会によると、
ブランドは以下のように定義しています。
ある特定の商品やサービスが、消費者・顧客によって「識別されている」とき、その商品やサービスを「ブランド」と呼ぶ。
(一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会による 消費者・顧客から見た「ブランド」の定義)
一般財団法人 ブランド・マネージャー認定協会HP https://www.brand-mgr.org/knowledge/word/
例えば、スマートフォンでもapple社が出している「iphone」は
ほかのスマートフォンとは差別化されて、一般の人々に認識されていますよね。
なぜブランディングが必要なんでしょうか?
ここからはブランディングの重要性について、解説していきます。
ブランドがなければ、顧客が商品を選ぶときに価格だけがよりどころになってきてしまう。
そうなってしまうと商品の安売りの競争が激化していき企業の収益がとりづらくなる。
また、ブランドには顧客の精神的な部分も満たすような効果がある、
「日曜日の午後をこのブランドのコーヒーを飲みながら過ごすのが至福の時」
みたいな形で顧客に親しまれ、コーヒーという商品に対して、付加価値を付けることができる。
ブランディング戦略事例
KUMON
ブランディング戦略によって、成功した企業の一つが皆さんがよく知る「KUMON」である。
KUMONは、北米、南米、アジア、オセアニア、欧州、中東、アフリカなど
48か国で教育事業を展開するグローバル企業です。
世界では、外食産業ならマクドナルド、教育ならKUMONと呼ばれるほど、
世界でのブランド力が強い。
この世界中にKUMONブランドを広めたポイントは5つある。
- 全世界で企業理念を重視して、全社員が共有したこと
- 世界共通の教材フォーマットと指導方法を策定
- 社員同士で学びあうという組織の風土づくり
- ローカルの知恵をグローバル化していったこと
- 世界共通で「KUMON」というブランドをグローバルに展開したこと
これらをしていくことでKUMONは教育のグローバルブランドとして、
世界に認識されることになったのです。
まとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
何気なく日常品を買うときも必ずブランドを意識しているはずです。
企業にとってブランディング戦略はとても重要なものということが理解できたと思います。
ではでは!
参考文献
成功事例に学ぶマーケティング戦略の教科書/武田雅之 (著), 酒井光雄 (編集)