マーケティングとは?
マーケティングとは?
マーケティングと聞くと、何か難しい印象をうけますよね。
マーケティングという言葉をよく聞くことがあるかもしれませんが、
きちんと理解しているでしょうか?
日本マーケティング協会では以下のように定義されています。
マーケティングとは、企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である。
日本マーケティング協会HPより引用
https://www.jma2-jp.org/jma/aboutjma/jmaorganization
少し難しいですよね。。
簡単にいうと、企業がお客様のニーズを満たすためにどうしたらいいかを考え、
ニーズを満たす価値を提供することです。
マーケティングをする意味
マーケティングは企業にとってとても重要なものです。
顧客がどんなものを欲しがっているのか?
どんなサービスを受けたいのか?
ということを知らないとモノやサービスは売れないからです。
人の価値観や置かれている状況、時間など様々なものを総合的に分析し、
ニーズを満たすものを提供しなければいけません。
これは日常生活でも同じで、考え方にもよりますが、
傘のニーズを考えてみると晴れの日よりも
雨の日のほうがニーズは高いといえますよね?
こうしたニーズを見極め、
それに見合うものを提供していくことが人々に喜ばれ、企業の利益となります。
マーケティングのプロセス
マーケティングの基本的な5つのプロセスを紹介していきます。
①リサーチ(環境分析)
事業をとりまく、内部・外部環境と市場調査を行っていきます。
自社の強みや弱みを分析し、業界内での立ち位置を把握することが目的です。
②ターゲットの特定
市場の顧客のニーズを細分化し、
どの層(セグメント)にアプローチしていくかを決めます。
自社の商品やサービスをどこで差別化し、
どのように顧客に認知してもらうかを明確化します。
③実行戦略の策定(マーケティングミックス)
ターゲットに対して、どのようにアプローチしていくかの戦術を考えていきます。
④マーケティング戦略の目標設定と実施
実際に戦略と戦術を実行するタイミングで、
目標はどこに置くかということを決めて、実行に移していきます。
⑤モニタリング管理
戦略や戦術の実行結果がどうだったか、その効果を計測して改善していきます。
そして、自社の目標や売上高を達成するためにどうしていけばいいかを検討していきます。
マーケティングの戦略と戦術
戦略とは、大きな方針のことを言います。
「なにをすればいいか」といった進むべき方向を考えることです。
一方で戦術は、戦略を達成するための手段です。
進むべき方向に従って、「どのようなやり方」をするかを決めることです。
例えば、山に登るという目的があったとします。
「どの山に登るか」が「戦略」で「どうやって登るか」が「戦術」ということになります。
マーケティングの戦略策定
マーケティングの戦略を決めていくにあたって、いろんな手法があります。
この手法のことを「フレームワーク」などと呼んだりもします。
例えば、以下のように環境分析をするためのいろんな手法があります。
PEST分析
政治(Politics)、経済(Economics)、社会(Society)、技術(Technology)の
4つの視点から事業を取り巻く外部の環境を分析する手法です。
社会の環境の変化から、その業界で成功するにはどうしたらいいかを分析していきます。
3C分析
自社の現状を3つの視点から分析する手法です。
顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の現状がどうなっているか?を分析することで、
業界の中で自社がどこに位置しているかを把握することができます。
SWOT分析
自社を取り巻く外部環境と内部環境がどうなっているか分析する手法です。
内部的要因を強み(Strength)と弱み(Weakness)、
外部的要因を機会(Opportunity)と脅威(Threat)にわけて分析していきます。
この分析をすることで自社の戦略はどうすればいいかを検討します。
ファイブフォース分析
ファイブフォース分析は、業界の競争状態を分析するフレームワークです。
「業界内の競合他社」「買い手の交渉力」「売り手の交渉力」
「代替品の脅威」「新規参入の脅威」
によって業界の競争状態を分析していきます。
事業の新規参入や継続、撤退などを判断するときに、
業界の競争状態や収益が上がりそうかを見極めるための分析手法です。
バリューチェーン分析
競合との比較を行い、強みと弱みを分析する手法です。
自社のどのような機能(購買物流や出荷物流など事業を行う上での単位)で
付加価値を生み出しているのか分析していきます。
これ以外にも、プロセスに応じた手法がマーケティングにはたくさんあります。
現在の他社との差別化がどこで図れていて、
今後はどこで差別化していくかを決定していきます。
マーケティングの種類
マーケティングには様々な種類があります。
ここでは、例として以下のマーケティングを紹介していきます。
ダイレクトマーケティング
直接顧客にプロモーションをしてその反応をうかがうマーケティング手法です。
顧客の反応を分析し、見込み客をリスト化しデータベース化することで情報を活用していきます。
サービスマーケティング
サービス業や製品に付随するサービスに対するマーケティングのことです。
製品のマーケティングとは異なり、無形であることからアプローチの内容が変わります。
ITマーケティング
Webやインターネットの発達から、ITを活用したマーケティングです。
様々なメディア(ブログやホームページ等)を利用したものです。
ソーシャルメディアマーケティング
ソーシャルメディア上の会話や発信を分析し、流行を調査するマーケティング。
近年のSNSの発達により急速に重要性が増しているマーケティングになります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はマーケティングの基本ということで紹介していきましたが、
マーケティングは、企業だけでなく様々な分野でも応用できる知識が含まれています。
あなたの日常生活にも応用すればゆたかな生活が送れるかもしれませんね。
ではでは!
参考文献
カール教授のビジネス集中講義 マーケティング/平野敦士カール (著)
YOUTUBE
動画でも簡単に解説しているので是非ご覧ください!!