みなさん以下のように思ったことはありませんか?
将来に漠然と不安を感じたり、成功や成長したいけれども方向がわからない
今回はあなたの成長・成功に対する考え方を変えてくれる不朽の一冊の入門本を紹介します!
こんな方におすすめ
・継続的に成長して、長い視点で成功をしたいの人
・自己啓発本をとりあえず1冊だけ読んでみたい人
・「完訳 7つの習慣 -人格主義の回復」のポイントを押さえたい人
基本情報
著書
スティーブン・R・コヴィー(アメリカ人)
1932年生まれ、1952年ユタ大学卒業。
1957年ハーバード・ビジネス・スクールでMBA取得。
1976年、ブリガムヤング大学にて博士号取得。
ブリガムヤング大学で、学長補佐、および経営管理と組織行動学の教授を務める。
フランクリン・コヴィー社(本社アメリカ)の共同創設者であり副会長を経験。
英国『エコノミスト』誌に、世界で最も大きな影響力を持つ経営コンサルタントとされていたことがある。
今回紹介する『完訳 7つの習慣 -人格主義の回復』は3000万部以上の売上げを記録し、
日本でも200万部以上が販売されている。
また2002年、『フォーブス』誌の「もっとも影響を与えたマネジメント部門の書籍」のトップ10にランクインし、
『チーフ・エグゼクティブ・マガジン』誌では「20世紀にもっとも影響を与えた2大ビジネス書」のひとつに選ばれた。
2012年に79歳永眠。
概要
著書によると、真の成功するためには、まず人格を育てることが必要と提唱しています。
そして、その人格形成するための基礎となるのが本著のタイトルでもある「7つの習慣」です。
原著「完訳7つの習慣人格主義の回復」は非常に内容が濃く、
今回紹介する本は「7つの習慣」を将来に悩む一人女性の様々な人物と出会い成長していく物語形式で話が進むので、
入門としておすすめです。
要約
導入:物語の見方を「インサイド・アウト」に変える
「7つの習慣」は人生を変えます。
しかし、その前に前提として知っておくべきことがあります。
それは、あなたの周囲の問題は、「あなたが問題だと思っているから、問題なのだ」という真実です。
多くの人は物事を自分の都合の良いように見ており、
何か問題があったら自分の外(他人、環境)に原因をついつい求めてしまいます。
大切なのはそうではなくて、自分の内にその問題の解決の機会を見出すことです。
第1の習慣:主体的である
「7つの習慣」で成功に至るために、まず必要なのは「主体的であること」です。
些細な行動でも、感情的な反応に身を委ねたり、
受け身で行動するのではなく、自分で振る舞いを選択する意識が必要です。
自分の性格や行動は自分の選択の積み重ねの結果で、
自分のやり方が変われば相手も変わることでしょう。
ただ、自分の「影響の輪」を意識して行動することも重要で、
影響力が及ばないことに悩むことは無意味なので必要はありません。
第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
努力を積みかさねても、ゴール(目標、目的)を意識してなければ間違った方向に進んでしまします。
「何のために行動するか」を自覚し、
ブレない生き方をするために、自分が大切にする原則を定義しましょう。
人生のキャッチコピー「ミッションステートメント」を持つ。
「ミッションステートメント」とは自分の人生ではなにが大切で、
自分はどうなりたいかを宣言することです。
第3の習慣:最優先事項を優先する
忙しさに身を委ねていると、その場は充実するかもしれないが、
人生を振り返って「あれもしたかった」「これもしたかった」と後悔が残る。
もっと「緊急ではないが重要なこと」に時間を使いましょう。
人間活動を「緊急度(時間)」と「重要度(優先度)」4つの領域に分類した場合に「時間を管理」するのではなく、
「最優先事項を優先する」ことが重要である。
多くの人は充実感が得られるため「時間を管理する」発想にとらわれているが、
人生の栄養となるの「緊急ではないが重要なこと」(人間関係づくり、健康維持、自己啓発)です。
第4の習慣:Win-Winを考える
あなたは交渉には勝者と敗者がつきものと考えていないでしょうか?
自分の利益を主張するばかりでは、周囲の信頼は得られないです。
勝者がいれば、必ず敗者がいると考えるのは間違いで、
双方にメリットのある道(両者が欲しい成果を得ること)が真の正解で、
場合によっては「取引をしない」という選択肢もあります。
与える人がもっとも豊かになれ、
「豊かさのマインド(すべての人は満足することは可能だという発想)」を抱いて生きよう。
第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される
「聞く力」を軽視している人は多いです。
しかし、本当の信頼を得て、自分の影響力を発信するにはまず相手の話を深く聞くことが必要です。
「自分の答え」に急がず、「相手の答え」に耳を傾けてみよう。
相手を理解しないと人から理解してもらえません。
「話す」より「聞くこと」から始めよう。
よくやってしまう誤った考えとして、
「自分の場合」に当てはめて聞くことがあります。
それでは、自分は満足できますが、肝心の相手は「私の話を聞いてくれた」と感じないです。
共感による傾聴で相手の心を開こう。
第6の習慣:シナジーを創り出す
人と組んで何かをしようというときは、どうしても共通点ばかりに目がいきがちです。
しかし、相違点をぶつけ合うからこそ互いのよさを生かし合い、
シナジー効果で大きな成果を得ることができる。
シナジー効果の本質は「違い」を尊重することで、
お互いに納得できる「第3の案」を見つけましょう。
しかし、「第3の案」の有無には忍耐がいります。
より深いコミュニケーションの度合いがシナジーのキーポイントとなります。
第7の習慣・刃を研ぐ
第1~6の習慣でより大きな成果を出すために、
日々、自分を鍛え「切れ味」を高めていこう。
素材としての自分を高めることで、
それぞれの習慣で得られる実りも
自然と大きくなっていくことでしょう。
書評
自分の成長・成功を導いてくれる一冊
本書を読むまでに、私は自己啓発本を何冊読んだことがありました。
たった「7つ習慣」だけで人は成長できるのか?
と当初は思っていましたが、
読み終えた今ではその考えが変わりました。
このたった「7つの習慣」は自分自身に関する基本的な習慣ことから始まり、
段階的にステップアップして、対人関係についての習慣についても体系化されています。
第1~3の習慣では自分自身について、
第4~6習慣では対人関係について、
第7習慣ではさらに精進するという構成になっています。
アメリカで発売されて30年も経過して多少の修正はされているものの、
基礎となる本質の部分は変わっておらず、
今日でも色あせることない本質をついた不朽の自己啓発本だと思います。
いつか原著も紹介しようと思います。
ぜひ読んでみてください!
ではでは!