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「君たちはどう生きるか?」から学ぶ人生の教訓

  • 2020年2月9日
  • 2020年3月18日
  • BOOK

この本をお勧めする理由は、時代が変化しようともどの年代にも通じる普遍的な人生の教科書であるというところです。

この本は1937年に発行された、吉野源三郎氏の小説です。

中学生のコペルくんとそのおじさんが登場し、コペル君の日常生活の悩みを通して、人生で大事なことを私たちに教えてくれるような本になっています。80年以上たったいまでも読まれ続けている名著になります。

基本情報

著者:吉野源三郎(よしの げんざぶろう)
    編集者・児童文学者。1899年〜1981年。
    雑誌『世界』初代編集長、
    岩波少年文庫の創設にも尽力。
   羽賀翔一(はが しょういち)
    漫画家。2010年、『インチキ君』で第27回
    MANGA OPEN奨励賞受賞。
    2011年に『ケシゴムライフ』をモーニングで
    短期集中連載し、2014年には単行本発売。
    近刊に『昼間のパパは光ってる』。

要約

①「世の中は自分を中心に回っているわけではない。」
②「人間は自分で自分を決定する力を持っている。」

①「世の中は自分を中心に回っているわけではない。

皆さんこの言葉をきいて、自分が世の中の中心ではないことぐらいわかっているよと思いますよね?

では世の中の中心が自分ではないとしたら、何が世の中を回しているか皆さんは考えたことがありますか?

この本では、世の中に生きている人間の、誰かのためという意志がつながって世の中を動かしていると教えてくれています。

皆さんが今この記事をみている、パソコンやスマホなども生産する人、運ぶ人、売る人などいろんな人がかかわっています。その一人一人が世の中のため、家族のために働いてその思いがあなたのもとに届いています。一人一人の小さい意志が、あなたにつながり、あなたはさらにあなた自身の周りの人々のために何かをつなげているはずです。そんな意志が集まって世の中を動かしています。

あなたは世の中の重要な一つの意志をになっていて、何も生み出していないと思っていてもあなたがいるだけで、回せる世の中があるはずです。

②「人間は自分で自分を決定する力を持っている。」

人間は誰しも大小いろんな過ちを犯していると思います。その過ちによって苦しい気持ちや逃げたい気持ちにかられると思います。しかしその気持ちは、自分が正しい道を知っている証拠です。自分がこうありたいというものを持っているからこそおこる気持ちです。

ちょうど怪我や病気の痛みが体が正常ではないことを示しているのと同じように、心が苦しいと思うのは今の自分が正常ではないことを表しています。

皆さんそれぞれに自分で自分を決定する力を持っています。だからこそ誤りを起こすかもしれません、ですが同時に立ち直る力も持っていることを忘れないで下さい。

書評

①幼少期に持っていた素直さを気づかせてくれる
②あらゆる壁にぶちあたった時に読むべき名著

①幼少期に持っていた素直さを気づかせてくれる。

小さい頃は、素直に謝ったり、お礼を言ったりしましたよね。
でもなぜか大人になってしまうとできなくなってしまう人が多いと思います。

真っ直ぐで素直な気持ちを相手にぶつけることを思い出させてくれる本になっています。

②あらゆる壁にぶちあった時に読むべき名著

自身が世の中の重要な一部であり、自分自身のことを決定する力を持っていると本の中で述べています。

人間関係や仕事でうまくいかない等、壁に当たってしまった時にもう一度読み返したい本です。

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