こんにちは!
今回もおすすめの本の紹介をしていきます。
今回紹介させていただく本は、第155回芥川賞に選ばれた、
「コンビニ人間」です!
累計90万部突破&20カ国語に翻訳され、
世界各国でベストセラーの本となっております!
ぜひ読んでみてください!
こんな方におすすめ
・周りと仲良くなりたいけど、うまくなじめない
・固定観念に囚われている人
・なにかを変えたい、変化を求めている人
基本情報
題名
コンビニ人間
ページ数
168ページ
著者
村田/沙耶香
1979年千葉県生まれ。小説家。玉川大学文学部芸術学科芸術文化コース卒業。2003年、「授乳」で第46回群像新人文学賞優秀作受賞。09年、『ギンイロノウタ』で第31回野間文芸新人賞受賞。13年、『しろいろの街の、その骨の体温の』で第26回三島由紀夫賞受賞。16年、「コンビニ人間」で第155回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
あらすじ
主人公は結婚していない36歳の女性。
幼少期から世間の常識になじめない日々を過ごし、
コンビニのアルバイトを18年間続けている古倉恵子。
ある日入ってきた新人アルバイトの白羽と
コンビニで働いているときだけが世界の正常な一部の部品としての
自分を感じることのできる恵子。
二人を中心に描かれ、
”普通”とはなんなのか?
世間に一石を投じるような物語になっている。
おすすめポイント
自分の常識、社会の常識が正しいのか考えさせられる一冊
作中にでてくる主人公の恵子は、幼少期から周りとはことなる考えで、
他者には受け入れがたい、”非常識”さを持っていた。
そんな恵子を見て、
先生や周りの大人はそんな”非常識”なところを排除しようとする。
大人になっても、周りから”非常識”であることを指摘されます。
「多様性」を掲げる現代で、
いろんな人がいて、いろんな考え方があって、
理解して受け入れましょうとなっているはずですが、
皆さんの中にも世の中の人が思っている
”常識”があるのではないでしょうか?
例えば、学校を卒業して、結婚して、子供を育てて。
それがいちばんの幸せで”普通”な人生だとは思っていませんか?
周りから不可思議な目で見られることを恐れて、
”常識”的な行動を取ろうとはしていませんか?
この本を読むことで、
”非常識”的な考えをもった人々を排除しようとする
社会にこそ狂気を感じることになると思います。。
個人の中で持っている”普通”を集めた社会の”常識”という概念の恐ろしさ、
その概念によって、一部の人の幸せや可能性を
奪っている事実があることを
感じる事ができる物語になっていると思います。
ぜひいちど読んでみてください!
ではでは!!!