重松清氏の小説「ニワトリは一度だけ飛べる」の内容が知りたい。
今回はそんな悩みにお答えします!
『ビタミンF』で直木賞を受賞し、
『ナイフ』や『とんび』など様々な、
有名作品を世に送り出し続けてきた、
重松清氏が送る!
仕事との向き合い方を題材とした、
笑って泣ける長編小説です!
とても面白い作品でしたので、レビューします!
基本情報
題名
「 ニワトリは一度だけ飛べる 」
ページ数
321ページ
価格(amazon参考)
Kindle版:634円
新書:748円
発売日
2019/3/7
著者
重松 清
1963年岡山県生まれ。
早稲田大学教育学部卒業。
出版社勤務を経て執筆活動に入る。
91年『ビフォア・ラン』でデビュー。
99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、
『エイジ』で山本周五郎賞、01年『ビタミンF』で直木賞、
10年『十字架』で吉川英治文学賞、
14年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞を受賞。
小説の他、エッセイやルポルタージュも多く手がけている 。
あらすじ
主人公の酒井は、営業部で働くしがないサラリーマンだ。
目立った成績も上げず、争うごとを好まない。
そんな彼が、会社内の左遷部署である
イノベーション・ルームに移動となったところから物語は始まる。
家族4人を養っていくために、
会社にしがみつく決心をした彼のもとに
突如「ニワトリは一度だけ飛べる」という題名のメールが届く。
そのメールは酒井を含めた同時期にイノベーション・ルームに
異動を命じられた3人をオズの魔法使いの登場人物に
たとえて謎のメッセージを送ってくる。
送り主の真意とは??
そして題名になっているニワトリとの関係性は??
会社を舞台に繰り広げられる、人間ドラマになっています!
おすすめポイント
会社との向き合い方を考えさせられる
イノベーション・ルームに左遷されたメンバーは、
それぞれの会社との向き合い方で
仕事をしています。
サラリーマンである方なら、
当てはまる考え方があるのではないでしょうか?
それぞれの会社、仕事との向き合い方を見て、
自身が今までどんな心もちで会社や仕事、
そして人生に向き合ってきたか、
読んでいると過去を振り返り、
考えてしまいます。
仕事に人生に悩んでる方、
周りの人間がうまくいっているように見えて、
劣等感を感じている方。
そんな方に是非おすすめしたい一冊になっています。
うまくいっているように見えても、
何かしらの悩みがあり、
もがき苦しんで生きている。
この本を読んでいると、
自分の人生、仕事について考えさせられるとともに、
自分も頑張ろうと思える、
明日からの活力をもらえる物語です。
書評
イノベーション・ルームのメンバー、
それぞれに感情移入して応援したくなりました。
出世頭として、仕事一筋で頑張り続けてきた男の苦悩や、
病気の家族を第一に考える親の心情、
作中に出てくる登場人物の背景を知るうちに、
どんどん魅了されていきます、
普段生活している中では、
なかなか聞くことのできない、
様々な人の心の深くに持っている、
想いや信念を垣間見ることができます。
まとめ
いかがでしょうか?
内容については深くは触れませんでしたが、
是非皆さんに一度読んでいただきたい、
一冊になっております。
機会があればぜひ手に取ってみてください!
ではでは!